先週、金曜日のブログで予告していた、技術研究部が全国大会に挑んできました。
そもそも、この大会とは何なのか?
HONDAのHPには、
「速さではなく燃費性能を競い、自由な発想であらゆる可能性にチャレンジするモータースポーツ」と記されています。
学校内では、月水金曜日の放課後、1階金工室で活動していますが、その実態は外から見ているとよく分からないと思います。
しかし、実際に取り組んでいることは、これからの地球にとって大きな意味をもつことであるといえます。
それでは、大会の様子を一部だけですが、紹介します。
金曜日の午後に学校を出発し、栃木県茂木町にある宿に着きました。
夕食後、ミーティングを行い、できるだけ早く就寝します。
なぜなら、土曜日と日曜日は両日とも午前3時に起床だからです。
午前5時にはレース場に到着です。
当然、日の出前です。

霧が立ちこめています。
すみやかに車体をトラックから降ろし、準備にとりかかります。
この場所は、実際のレースで使用するピットです。
当たり前ではない貴重な経験です。

車体の準備が終わると、車検です。
ここで、不備があると修復作業を求められ、場合によっては出走不可になります。

東中は3台の車、つまり3チームが出場します。
開会式に全員で参加しました。
参加チームは、中学生の部・高校生の部・大学専門学校の部・一般の部・二輪車の部など総勢221チームがエントリーしています。


いよいよレースが始まります。
各車がスタート地点に向かいます。


紫のゼッケンを着ている方は、西の風新聞の方です。
わざわざ現地にまで取材に着てくださりました。
無事に3台がスタートしました。
レースが始まるとドライバー以外の部員は、周回掲示板を掲げたり、ストップウォッチで1周のタイムを計測したりと役割を全うしようとしていました。


結果をお伝えすると、優勝と第3位を獲得しました。
ちなみに3連覇を達成したとのことです。

おめでとうございます!!!!!!!!!!!!
この偉業の陰には、長年に渡って御指導くださっている指導員の方々、自身の経験を後輩のために伝えに来てくださったOBOGの皆様、オイルや車体の塗装などにお力をお貸しくださっている専門家の方々、大会に同行してくださった保護者の皆様、大会会場まで応援に来てくださった保護者の皆様、あきる野の地からエネルギーを送ってくださった保護者の皆様、そして宿舎の方の支えがあってこそのものであると部員は理解していることでしょう。
全チームが走り終わったときに知ったことがあります。
レースを完走できなかったチームが全部で約50チームほどありました。
理由は、制限時間内にゴールできない、周回不足、出走できない等です。
十分な準備をして大会本番会場まで来ているにもかかわらず、苦渋をなめたチームの多さに驚きました。
そして、我が東中もその中の1チームとなってしまいました。
レース中、帰ってくるはずの車がいつまでたっても、待てども姿を現さない時間がありました。
だいぶ時間が経った頃、待っていたその車が走ってきたのです。
後に聞いたのですが、チェーンが外れて自力で直したとのことです。
その時は歓喜の声をあげてしまいましたが、その後エンジンにトラブルが発生してしまい走行不能となりました。
その後に食べたおにぎり🍙は、いつもよりしょっぱい味がしました。
この経験は、来年の大会だけでなく、様々な事象に生かすことができるものです。
3日間、同行したことで私自身、貴重な精神修養となる経験を積むことができました。

